あなたの頭痛、どっち?片頭痛と緊張型頭痛の見分け方と正しい対処法
「頭が痛い…」そう感じたとき、あなたはいつも同じ薬を飲んだり、同じ方法で対処していませんか?実は、頭痛にはいくつかの種類があり、それぞれ原因も対処法も異なります。自分の頭痛がどの種類なのかを知ることが、つらい痛みを和らげるための第一歩です。
今回は、特に悩む人が多い「片頭痛」と「緊張型頭痛」の見分け方と、それぞれの正しい対処法を分かりやすくご紹介します。
あなたの頭痛はどちら?それぞれの症状を見分けるポイント
まずは、あなたの頭痛がどちらのタイプか、セルフチェックしてみましょう。
片頭痛(へんずつう)
症状: 脈打つような「ズキズキ」とした痛みが、こめかみから目の奥にかけて起こることが多いです。
原因: 脳の血管が拡張することが原因とされています。
特徴: 光や音に敏感になる、吐き気を伴うこともあります。体を動かすと痛みが強くなる傾向があります。
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緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)
症状: 頭全体や後頭部が「締め付けられる」ような痛みが特徴です。
原因: 首や肩こり、眼精疲労、ストレスなどが原因で、筋肉が緊張することで起こります。
特徴: 痛みがダラダラと続くことが多いです。温めたり、マッサージをしたりすると楽になる傾向があります。
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種類別!いますぐできる正しい対処法
自分の頭痛の種類が分かったら、それぞれのタイプに合った対処法を試してみましょう。間違った対処法は、かえって痛みを悪化させてしまうことがあるので注意が必要です。
【片頭痛の対処法】
冷やす: 痛む部分(こめかみや首の付け根)を冷たいタオルや冷却シートで冷やすと、血管が収縮して痛みが和らぐことがあります。
安静にする: 光や音を避けて、暗く静かな場所で横になりましょう。
カフェインを摂る: コーヒーや緑茶に含まれるカフェインには、血管を収縮させる作用があります。
【緊張型頭痛の対処法】
温める: 痛む部分(首や肩)を温かいタオルやカイロで温めると、筋肉の緊張がほぐれ、痛みが楽になることがあります。
軽いストレッチ: 首や肩をゆっくり回したり、肩甲骨を動かしたりするストレッチが効果的です。
ツボを押す: 首の後ろにある「風池(ふうち)」や、肩にある「肩井(けんせい)」のツボを優しく押してみましょう。
温かいお風呂: ぬるめのお湯にゆっくり浸かって、全身の筋肉をリラックスさせましょう。
頭痛薬の選び方とセルフケアの注意点
市販の頭痛薬を選ぶ際も、種類によって成分が異なります。薬剤師さんに相談して、自分の頭痛に合ったものを選びましょう。
また、「頭痛を自分で治す」セルフケアは、あくまで一時的な対処法です。痛みが頻繁に起こる、日常生活に支障が出る、いつもと違う症状がある場合は、必ず専門の医療機関を受診しましょう。特に、子供の頭痛は大人と異なる種類や原因があることも多いため、安易に判断せず、小児科医に相談することが大切です。
まとめ
頭痛の種類を見分け、正しい対処法を知ることは、つらい痛みを少しでも早く楽にするための大切な知識です。片頭痛は冷やして安静に、緊張型頭痛は温めてほぐす、と覚えておきましょう。
自分の頭痛に合ったケアを見つけて、頭痛に悩まされない毎日を送ってくださいね。