赤ちゃんが欲しくなったら考えること|妊娠に向けた心と体の準備
「そろそろ赤ちゃんが欲しいな」そう思った時、何から始めたら良いか迷ってしまう方もいるかもしれません。赤ちゃんを迎える準備は、具体的な体のケアだけでなく、心の準備もとても大切です。この記事では、妊娠を考え始めた方が知っておきたい、心と体の準備について分かりやすくご紹介します。焦らず、楽しみながら、新しい命を迎える準備を進めていきましょう。
妊娠したい!そう思ったらまず考えること
赤ちゃんを授かることは、奇跡のような出来事です。そのためにも、まずは自分たちの体と心に向き合い、ベストな状態を目指すことが大切です。
1. ライフプランを話し合う
パートナーと一緒に、どんな家族になりたいか、いつ頃赤ちゃんを迎えたいかなど、具体的なライフプランについて話し合いましょう。
時期: いつ頃から妊活を始めるか、出産後の生活イメージなど。
働き方: 産休・育休、仕事と育児の両立について。
住まい: 子育てしやすい環境か、引越しの必要性など。
家計: 子育てにかかる費用、貯蓄について。
お互いの考えを共有し、協力体制を築くことが、安心して妊活を進めるための第一歩です。
2. 妊娠・出産に関する情報を集める
漠然とした不安を解消するためにも、正しい知識を身につけることが大切です。
妊娠の仕組み: 自分の体の生理周期や排卵の仕組みを知る。
妊娠中の体の変化や過ごし方: つわり、体重管理、マタニティライフなど。
出産方法や育児について: 分娩の流れ、育児グッズ、産後の生活など。
書籍や信頼できるウェブサイト、両親学級などを活用して情報収集しましょう。ただし、情報過多にならないよう、自分に合った情報源を見つけることが大切です。
妊娠に向けた「体の準備」
赤ちゃんを授かるためには、健康な体づくりが欠かせません。
1. 基礎体温を測る習慣をつける
基礎体温を毎日測ることで、自分の体のリズムを把握できます。排卵日を予測したり、生理周期の乱れに気づいたりする手がかりになります。
測り方: 毎朝目が覚めてすぐ、起き上がる前に婦人体温計で舌下で測ります。
記録: 基礎体温表に記録し、グラフ化することで、低温期と高温期の二相性(低温期が約2週間、高温期が約2週間続くパターン)が見えてきます。
2. 婦人科でブライダルチェックを受ける
本格的な妊活を始める前に、一度婦人科を受診することをおすすめします。
ブライダルチェック: 婦人科系の病気(子宮筋腫、子宮内膜症など)の有無や、性感染症の検査、風疹などの抗体検査を行うことができます。早期に問題を発見し、治療することで、安心して妊活に臨めます。
専門家への相談: 不安なことや疑問に思っていることを医師に相談できる良い機会です。
3. 食生活を見直す
バランスの取れた食事は、健康な体づくりの基本です。
葉酸の摂取: 妊娠初期の赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを減らすために、妊娠前から葉酸を積極的に摂ることが推奨されています。サプリメントを活用するのも良いでしょう。
PFCバランス: タンパク質(肉、魚、卵、大豆製品)、脂質(良質な油)、炭水化物(穀物、いも類)をバランス良く摂取し、様々な栄養素を摂ることを意識しましょう。
冷たい飲み物・食べ物を控える: 体を冷やさないよう、温かいものを摂るように心がけましょう。
4. 適度な運動を習慣にする
運動不足は血行不良やストレスの原因になります。
ウォーキング: 毎日30分程度のウォーキングなど、無理のない範囲で体を動かす習慣をつけましょう。
ヨガ・ストレッチ: 体の柔軟性を高め、血行を促進する効果が期待できます。リラックス効果も高まります。
5. 生活習慣を見直す
十分な睡眠: 規則正しい生活を送り、質の良い睡眠を確保しましょう。
ストレスをためない: ストレスはホルモンバランスに影響を与えることがあります。趣味やリラックスできる時間を作り、ストレスを上手に発散しましょう。
禁煙・禁酒: 喫煙や過度な飲酒は、妊娠を妨げるだけでなく、胎児への影響も懸念されます。できる限り控えるか、やめましょう。
妊娠に向けた「心の準備」
体だけでなく、心の状態も妊娠には大きく影響します。
1. 焦りすぎない
妊活は、すぐに結果が出るとは限りません。焦りやプレッシャーを感じすぎると、かえってストレスになり、心身のバランスを崩してしまうこともあります。
「必ず〇ヶ月で」といった期限を設けすぎず、プロセスを楽しむ気持ちを大切にしましょう。
パートナーと励まし合い、無理なく続けることが重要です。
2. パートナーとの絆を深める
赤ちゃんを迎えることは、夫婦二人の協力なくしては成り立ちません。
日頃から感謝の気持ちを伝え合う。
一緒に食事をしたり、共通の趣味を楽しんだりして、二人だけの時間を大切にする。
不安や期待を率直に話し合い、共感し合う。
夫婦の絆を深めることは、今後の子育てにおいても大きな支えとなります。
3. ポジティブなイメージを持つ
「赤ちゃんを抱っこしている自分」「家族で楽しく過ごしている姿」など、ポジティブな未来をイメージすることは、心の健康にも繋がります。
4. 息抜きを大切にする
妊活中は、つい赤ちゃんのことばかり考えてしまいがちですが、時には気分転換も必要です。友人との食事、旅行、好きな映画を観るなど、リフレッシュできる時間を作りましょう。
まとめ
赤ちゃんを迎えたいと思った時、まずはご自身の体と心に向き合うことが大切です。基礎体温の記録、婦人科でのチェック、食生活や生活習慣の見直しなど、できることから少しずつ始めてみましょう。そして何よりも、パートナーとの協力と、焦りすぎずにプロセスを楽しむ気持ちを忘れないでください。あなたのもとに、きっと新しい命が訪れますように応援しています!