会社員でも税金が戻る!知らなきゃ損する確定申告の控除とやり方
「会社員だから確定申告は関係ない」「年末調整で全部済んでいる」と思っていませんか?
実は、年末調整だけでは控除しきれない項目もあり、確定申告をすることで払いすぎた税金が戻ってくる可能性があります。
この記事では、会社員が知っておきたい確定申告の控除の種類と、所得税を節約するための具体的な方法をわかりやすく解説します。
1. 年末調整だけでは足りないケース
会社員は通常、勤務先が年末調整を行いますが、以下のような場合は自分で確定申告が必要です。
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副業の所得が年間20万円を超える場合
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2カ所以上から給与をもらっている場合(2カ所給与 確定申告)
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医療費控除や住宅ローン控除など、年末調整で控除できないものがある場合
2. 会社員が使える控除の種類
確定申告で利用できる代表的な控除をチェックしましょう。
医療費控除
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自分や家族の年間医療費が一定額を超えた場合に適用
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対象:診療費、薬代、通院費など
住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)
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マイホーム購入時に住宅ローンを組んだ場合に適用
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初年度は確定申告が必要、2年目以降は年末調整で控除可能
iDeCo(小規模企業共済等掛金控除)
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個人型確定拠出年金に加入している場合、掛金の全額が所得控除
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老後資産を作りながら節税が可能
生命保険料控除
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民間の生命保険・医療保険・個人年金保険などの保険料が控除対象
地震保険料控除
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地震保険に加入している場合、支払った保険料に応じて控除
ふるさと納税
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寄付金控除として申告可能
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ワンストップ特例を利用しない場合や、6カ所以上の自治体に寄付した場合は確定申告が必要
3. 確定申告のやり方
確定申告は難しく感じますが、順を追えば簡単にできます。
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必要書類を準備する
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源泉徴収票、生命保険料控除証明書、医療費控除の明細書など
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申告書を作成する
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国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を利用すれば簡単に作成可能
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申告書を提出する
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税務署へ持参、郵送、またはe-Taxで提出
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まとめ|少しの手間で税金が戻る
会社員でも、確定申告を行えば税金が戻る可能性があります。
年末調整だけでは控除できない項目を見逃さず、自分に合った控除を確認して、賢く節税しましょう。
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医療費控除やふるさと納税など、年末調整では対応できない控除もある
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少しの手間で払いすぎた税金を取り戻せる
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確定申告を活用して、手元に残るお金を増やそう