「雹で車がボコボコ…」修理しないとどうなる?そのまま乗るリスクと注意点
突然の雹(ひょう)で、大切にしていた愛車がボコボコになってしまった…そんな経験はありませんか?
「修理費用も高そうだし、このまま乗っても大丈夫かな?」と悩んでいる方も多いかもしれません。
この記事では、雹害でへこんでしまった車をそのまま放置した場合にどんなリスクがあるのか、そして修理しない選択をした場合に気をつけるべきポイントを、分かりやすく解説します。愛車がボコボコになったまま乗ることを検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
見出し1:雹でボコボコになった車を直さないとどうなる?
「へこんでいるだけだし、走行には影響ないだろう」と考えるかもしれませんが、実は見た目以外にも、いくつかのリスクが潜んでいます。
1. 査定額が大きく下がる
将来的に車を売却したり、下取りに出したりする際、雹害によるへこみは「修復歴」とみなされ、査定額が大幅に下がってしまうことがほとんどです。特にボンネットやルーフなど、目立つ部分のへこみはマイナス査定の大きな要因となります。
2. 塗装が剥がれるリスク
雹が強く当たった衝撃で、塗装の表面に小さなヒビが入っている場合があります。すぐに剥がれることはなくても、雨風や紫外線にさらされることで、そこから塗装が剥がれたり、サビが発生したりする可能性があります。
3. 景観が悪くなる
ボコボコになった車は、どうしても見た目が悪くなってしまいます。また、洗車をしても汚れがへこんだ部分に溜まりやすくなるため、常に車が汚れて見えてしまうかもしれません。
見出し2:修理しない選択をする場合の3つの注意点
「それでも修理費用をかけたくない!」という方もいるかもしれません。その場合、以下の3つのポイントに注意して、安全に車を乗り続けましょう。
注意点1:サビ対策を徹底する
へこんだ部分の塗装が剥がれてしまった場合は、そこからサビが発生しやすくなります。市販のタッチアップペンなどで応急処置をするなど、サビが広がるのを防ぐ対策をしましょう。
注意点2:将来的な売却計画を考える
もし数年以内に車の買い替えを考えているなら、雹害車として売却することも視野に入れておくと良いでしょう。中には、雹害車を専門に買い取っている業者もあります。
注意点3:へこみの大きさや場所を確認する
フロントガラスやライトなど、へこんだ場所によっては、走行に支障をきたす可能性もあります。ボコボコになっているのがボディ部分だけで、走行に問題がないか、一度プロに見てもらうのも良いでしょう。
見出し3:雹害の修理費用はどれくらい?安く直す方法もある?
「修理費用が高い」というイメージがありますが、実はへこみの大きさや数、そして修理方法によって費用は大きく変わります。
修理方法と費用の目安
デントリペア: 小さなへこみを特殊な工具で裏側から押し出して直す方法です。塗装をしないため、費用も比較的安く、時間もかかりません。小さなへこみが多数ある雹害車に最適な方法です。
板金塗装: へこみが大きく、塗装が剥がれてしまっている場合に用いられる方法です。へこみを直してから塗装するため、費用は高くなる傾向にあります。
安く修理する方法
もし自動車保険に**「車両保険」**が付いている場合、雹害は保険の対象となることがほとんどです。保険を使うことで、自己負担なし、または少額で修理できる可能性があります。まずはご自身の保険内容を確認してみましょう。
まとめ
雹で車がボコボコになった場合、そのまま乗り続けることは可能ですが、将来的な売却額の低下や、サビ発生のリスクがあることを覚えておきましょう。
修理しない場合: サビ対策を徹底し、将来的な売却方法を検討する
修理する場合: デントリペアや車両保険の利用を検討する
大切な愛車を守るためにも、この記事を参考に、ご自身に合った選択をしてくださいね。