【始発・終電】羽田と成田、深夜早朝便で後悔しないための交通アクセスと空港泊ガイド
「LCCの格安チケットを見つけた!…けど、出発が朝の6時?」
「深夜に到着する便だけど、終電に間に合うのかな?」
格安航空会社(LCC)を賢く利用しようとする際、必ず突き当たるのが**「深夜・早朝の交通アクセス」**の壁です。いくら航空券代を数千円安く抑えても、電車がなくてタクシーを使ったり、空港近くの前泊ホテル代がかさんでしまっては本末転倒ですよね。
今回は、羽田・成田それぞれの空港における深夜早朝の「足」の確保術と、どうしても動けない時の「空港泊・前泊」のリアルな事情を徹底解説します。
1. 成田空港:早朝LCC便に乗るための「3つの選択肢」
成田空港のLCC専用ターミナル(第3ターミナル)から出発する国内線は、朝6時台のフライトも珍しくありません。都心からこれに間に合わせるには、一般的な始発電車では不可能なケースがほとんどです。
① 深夜急行バス(空港バス)を活用する
都心(東京駅・銀座駅など)を深夜1時〜3時台に出発し、早朝4時〜5時台に成田に到着する「深夜バス」があります。
メリット: 寝ている間に空港へ着く。運賃が数千円で済む。
注意点: 事前予約が推奨。乗り場までの深夜の移動手段(タクシーや徒歩)も考慮が必要。
② 前夜のうちに「成田入り」して空港泊
コストを極限まで抑えるなら、前日の終電で成田空港へ向かい、空港内で夜を明かす方法です。成田第3ターミナルには、24時間開放されている休憩スペースがあり、横になれるソファも用意されています。
メリット: 宿泊費0円。寝坊による乗り遅れのリスクが低い。
デメリット: 体力の消耗が激しい。冬場は冷え込むことも。
③ 空港直結・近隣のカプセルホテル
「野宿は厳しいけれど、ホテル代は抑えたい」という方に人気なのが、第2ターミナル直結のカプセルホテル「ナインアワーズ」です。
メリット: 清潔なシャワーとベッドを確保でき、徒歩でターミナルへ向かえる。
注意点: 早朝便利用者に人気のため、早めの予約が必須。
2. 羽田空港:深夜到着便で「帰宅難民」にならないために
羽田空港は都心に近いのが魅力ですが、国際線の深夜便やLCCの遅延などで、到着が24時を過ぎてしまうことがあります。
終電の境界線は「24時前後」
京急線やモノレールの最終列車は、おおよそ24時頃。入国審査や荷物の受け取りに時間がかかると、あっという間に終電を逃してしまいます。
対策: 23時以降に到着する便を予約する際は、必ず預け荷物を作らず、入国審査をスムーズに抜ける準備をしておきましょう。
深夜・早朝アクセスバスの現状
羽田からも主要ターミナル駅(新宿、渋谷、池袋、秋葉原など)へ向かう深夜バスが運行されています。ただし、運賃は通常の倍(約2,000円〜3,000円)になることが多く、本数も限られています。
定額タクシーの検討
もし数人で移動するなら、事前予約制の「定額タクシー」を検討する価値があります。深夜料金を含めても、1人あたりの負担がバス+アルファ程度で済む場合があり、自宅まで直行できるメリットは大きいです。
3. 空港泊の快適度比較:羽田 vs 成田
どうしても空港で夜を明かさなければならない場合、どちらの空港が過ごしやすいのでしょうか。
| 項目 | 羽田空港(第3ターミナル) | 成田空港(第3ターミナル) |
| 開放エリア | 24時間利用可能なベンチが多い | LCC専用の休憩ラウンジがある |
| コンビニ | 24時間営業あり | 24時間営業(ローソン等)あり |
| シャワー | 有料シャワールーム完備 | カプセルホテル内で利用可能 |
| 治安・安心感 | 警備員の巡回が多く比較的安心 | 24時間警備体制が整っている |
羽田空港は、国際線ターミナルの「江戸小路」付近のベンチなどが人気ですが、利用者が多いため場所の確保が争奪戦になることもあります。
**成田空港(第3ターミナル)**は、ソファの数が多く、テーブル席も確保しやすいため、PC作業などをしたい方には向いています。
4. 深夜早朝便で失敗しないための「5箇条」
「最速ルート」ではなく「動いているルート」を確認: 平常時のルート検索は役に立ちません。「深夜バス」や「始発」に特化した検索を行いましょう。
トータルコストで航空券を選ぶ: 「深夜便の航空券+前泊代」が「昼間の便の航空券」より高くなっていないか確認。
モバイルバッテリーは必須: 空港泊や深夜移動ではスマートフォンの充電消費が激しくなります。コンセント席が埋まっている可能性も高いです。
防寒対策を忘れない: 夜間の空港内は空調が強く、夏でも冷えることがあります。ストールや薄手のパーカーが1枚あるだけで快適さが変わります。
タクシーアプリの登録: いざという時に「今すぐ呼べる」準備をしておくことが、心の余裕に繋がります。
結論:時間の余裕は「お金」で買うか「体力」で補うか
深夜早朝便の利用は、LCCの醍醐味である「圧倒的な安さ」を享受するための試練とも言えます。
都心に近く、万が一の際も選択肢が多い羽田空港。
アクセスは限られるが、安く泊まる・移動するノウハウが確立されている成田空港。
自分のスケジュールと体力を天秤にかけ、最適なプランを選んでください。無理な空港泊で旅の初日に寝不足になっては、せっかくの観光も楽しめません。「無理のない節約」が、最高の旅を作る秘訣です。
羽田空港と成田空港の違い:旅行前に知っておきたい選び方ガイド