今年の節分はいつ?豆まきの流れや恵方巻、節分の由来まで徹底解説!
毎年2月に行われる節分。「鬼は外、福は内!」の掛け声とともに豆をまいたり、恵方巻を無言で食べたり…と、私たちにとってはおなじみの行事ですよね。でも、実は節分の日付は毎年少しずつ変わることがあるのをご存じでしたか?
この記事では、今年の節分がいつなのかはもちろん、意外と知らない豆まきの正しい流れや、恵方巻の食べ方、さらには節分の奥深い由来まで、この日本の伝統行事をまるごと楽しくご紹介します!
節分はいつ?今年の節分は…
節分は「季節を分ける」と書く通り、本来は立春、立夏、立秋、立冬の前日のことを指しました。その中でも、特に新しい年の始まりとされる立春の前日が、現在の節分として定着しています。
そして、立春の日は国立天文台の観測によって毎年決定されるため、節分の日付もそれに合わせて変わることがあるんです。
今年の節分は、2月3日です。
年によっては2月2日や2月4日になることもありますが、2月3日が一番多いですね。
節分のメインイベント!豆まきの流れと意味
節分といえば、やっぱり豆まき!「鬼は外、福は内!」の掛け声とともに豆をまくのは、厄を払い、福を呼び込むための大切な儀式です。
1. 準備するもの
- 福豆(いり大豆): 生豆ではなく、炒った大豆を使います。これは「鬼を炒る(射る)」に通じ、また拾い忘れた豆から芽が出ると縁起が悪いとされるためです。福豆は、升や器に入れておきましょう。
- 鬼のお面: 鬼役の人がかぶります。
- 恵方巻(後ほど詳しく解説しますね!)
2. 豆まきのタイミングと場所
豆まきは、家族みんなが揃う夜に行うのが一般的です。
- 鬼役が登場!: 鬼のお面をかぶった人が、玄関や部屋に入ってきます。鬼役は家族の誰かが務めても良いですし、最近は事前に決めておかない場合も多いですね。
- 奥の部屋から順番に: 家の中の奥の部屋から窓を開け、「鬼は外!」と豆を2~3粒まきます。まき終わったらすぐに窓を閉め、鬼が戻ってこないようにします。
- 部屋を移動: 各部屋を回りながら同じように豆まきをします。
- 玄関で締め: 最後に玄関で「鬼は外!」とまき、玄関を閉めます。
- 「福は内!」: その後、部屋の中に「福は内!」とまき、福を家の中に招き入れます。
3. 豆をまく人
一般的には、その年の年男・年女(生まれた干支と同じ年の人)や、厄年の人が豆をまくと良いとされています。これには、その人が鬼を追い払うのに適任である、あるいは厄を祓うという意味が込められています。もちろん、家族みんなでまくのも良いでしょう。
4. 豆を食べる
豆まきが終わったら、まいた豆の中から自分の年齢の数、または年齢プラス1個の豆を食べます。これは「数え年の数だけ食べる」という意味があり、一年間を健康で過ごせるようにという願いが込められています。
節分のごちそう「恵方巻」の食べ方と由来
近年、豆まきと同じくらい節分の定番となっているのが「恵方巻」です。
恵方巻の食べ方ルール
恵方巻には、いくつかのユニークな食べ方ルールがあります。
- 太巻き寿司を用意する: 七福神にちなんで、かんぴょう、キュウリ、伊達巻、うなぎ、桜でんぶなど、7種類の具材が入っているものが良いとされます。
- 恵方を向く: その年の恵方(縁起の良い方角)を向きます。恵方は毎年変わるので、事前に確認しましょう。 今年の恵方は、東北東やや東です。
- 無言で食べる: 途中で喋ってしまうと運が逃げると言われているため、最後まで黙って食べきります。
- 願い事をしながら: 恵方巻を食べている間に、心の中で願い事をすると叶うとされています。
これらのルールを守って食べきることで、一年の幸福や願い事が叶うと信じられています。
恵方巻の由来
恵方巻は、もともと関西地方で始まった風習だと言われています。江戸時代末期から明治時代初期に、大阪の花街で節分に太巻きを食べていたのが始まりとされており、商売繁盛や無病息災を願うものとして広まりました。
全国的に広まったのは、比較的新しく、コンビニエンスストアなどが販売戦略として広めたことがきっかけと言われています。
節分って、そもそもどんな日?その奥深い由来
節分という行事は、日本の古くからの習慣や信仰が深く関わっています。
「鬼」とは何か?
節分で追い払う「鬼」は、私たちがイメージするような角が生えた恐ろしい姿だけを指すのではありません。本来の「鬼」は、病気や災害、飢饉といった、目に見えない「災厄」や「邪気」の象徴でした。
豆まきの起源
豆まきの起源は、古く中国から伝わった**「追儺(ついな)」**という行事にあるとされています。これは、大晦日に疫病や災いを追い払う宮中行事でした。それが日本に伝わり、豆の霊力(魔除けの力)と結びついて、現在の豆まきになったと言われています。豆には穀物の霊力が宿るとされ、邪気を払う力があると信じられていました。
節分と旧暦の新年
旧暦では、立春が一年の始まりとされていました。そのため、その前日である節分は、いわば**「大晦日」**のような位置づけだったのです。新しい年を迎える前に、これまでの厄や邪気を清め、福を呼び込む。節分は、まさに心と体をリセットし、新たな気持ちで一年をスタートさせるための大切な日だったのですね。
まとめ:節分は日本の文化と願いが詰まった大切な日
今年の節分は2月3日。
節分は単なるイベントではなく、古くからの人々の知恵や願いが詰まった、奥深い日本の伝統文化です。豆まきで邪気を払い、恵方巻で福を呼び込む。家族や大切な人と一緒に、それぞれの意味を感じながら、ぜひ節分を楽しんでみてくださいね。きっと、清々しい気持ちで新しい季節を迎えられるはずです!