初心者向けポスターカラーおすすめ5選!失敗しない道具の選び方
「学校の授業以来、絵の具に触れていないけれど、また絵を描き始めたい」「ポスターカラーって難しそうだけど、何から揃えればいいの?」そんな悩みをお持ちではありませんか?
ポスターカラーは、ムラなく均一に塗れる特性があり、アニメの背景画やデザイン画、ポップ作成など、幅広い表現が楽しめる魅力的な画材です。しかし、いざ画材店やネットショップを見ると、種類が多くてどれを選べば正解なのか迷ってしまいますよね。
せっかく趣味を始めるなら、道具選びで失敗して挫折したくないものです。この記事では、初心者の方が迷わず選べる「本当におすすめのポスターカラー」と、筆や紙など周辺道具の選び方を詳しく解説します。
ポスターカラーの魅力とは?他の絵の具との違い
ポスターカラーは、不透明水彩絵の具の一種です。最大の特徴は「隠ぺい力(下の色を覆い隠す力)」が非常に強く、鮮やかな発色が得られる点にあります。
水彩絵の具やアクリルとの比較
透明水彩との違い: 透明水彩は下の色を活かして重ね塗りをしますが、ポスターカラーは下の色を完全に塗りつぶすことができます。そのため、修正がしやすく、初心者でも扱いやすいのがメリットです。
アクリル絵の具との違い: アクリルは乾くと耐水性になりますが、ポスターカラーは乾いた後も水をつければ溶け出します。パレット上で固まっても再利用できるため、手入れが楽で経済的です。
マットで平滑な画面を作れるポスターカラーは、デジタルイラストのようなパキッとした表現をアナログで楽しみたい方に最適です。
失敗しない!初心者向けポスターカラーの選び方
道具選びのポイントは、ズバリ「品質」と「使いやすさ」のバランスです。以下の3つの基準を意識してみましょう。
1. 信頼できるメーカーを選ぶ
安価すぎるセットは、顔料の質が低く、乾いた後にひび割れしたり、色が濁ったりすることがあります。長く楽しむなら、専門メーカーの製品を選ぶのが近道です。
2. セット内容を確認する
最初は12色〜18色程度のセットがおすすめです。基本的な色が揃っていれば、混色(色を混ぜること)で無限に色を作ることができます。特に「白」は消費が激しいため、単品で買い足せるブランドを選ぶと安心です。
3. 容器の形状(ビンかチューブか)
ポスターカラーには「ビン入り」と「チューブ入り」があります。
ビン入り: 大容量で筆を直接入れやすく、プロの現場で主流です。
チューブ入り: 絵の具が乾燥しにくく、持ち運びに便利です。初心者のうちは、管理が簡単なチューブ入りから始めるのがスムーズです。
厳選!初心者におすすめのポスターカラー5選
それでは、プロも愛用する信頼のブランドから、初心者でも扱いやすい5つのアイテムを紹介します。
1. ニッカー ポスターカラー 12色セット
アニメ業界の背景制作で「スタンダード」として君臨しているのがニッカー(NICKER)です。非常に伸びが良く、発色が群を抜いて美しいのが特徴です。
おすすめ理由: 粒子が細かいため、滑らかな塗り心地を体験できます。一度使えば、その質の高さに驚くはずです。
2. ターナー色彩 ポスターカラー 12色スクールセット
学校教材としても広く採用されている、日本を代表するメーカーです。手頃な価格ながら、プロ仕様に近い品質を維持しています。
おすすめ理由: どこでも手に入りやすく、足りなくなった色をバラ売りで補充しやすいのが最大のメリットです。
3. サクラクレパス ポスターカラー(ジュニア・中等教育向け)
文房具メーカーとしてお馴染みのサクラクレパス。こちらのポスターカラーは、蓋が開けやすく、絵の具の硬さが絶妙に調整されています。
おすすめ理由: 子供から大人まで使いやすい設計になっており、初めて筆を持つ方でもストレスなく塗り進められます。
4. ぺんてる ポスターカラー(クラス用・個人用)
ぺんてるのポスターカラーは、色同士を混ぜたときの色沈みが少なく、鮮やかさが持続します。
おすすめ理由: チューブタイプが充実しており、パレットに出してすぐに描ける手軽さが魅力です。コストパフォーマンスにも優れています。
5. ホルベイン 不透明水彩絵の具(ガッシュ)
厳密には「ガッシュ」という名称ですが、ポスターカラーと同様の使い方ができます。世界中のアーティストが使用するトップブランドです。
おすすめ理由: 顔料の密度が高く、プロのような重厚な仕上がりを目指したい方に最適です。
記事後半:ポスターカラーと一緒に揃えるべき必須アイテム
絵の具が決まったら、次に大切なのが周辺の道具です。これらを正しく選ぶことで、上達スピードが格段に変わります。
筆(ブラシ)の選び方
ポスターカラーは絵の具に厚みがあるため、少しコシのある筆が適しています。
平筆: 広い面をムラなく塗るために必須です。
丸筆: 細かい部分や縁取りに使用します。
素材: ナイロン製は手入れが簡単で、ポスターカラーの適度な粘り気にも負けないコシがあるため、初心者には特におすすめです。
パレットの準備
プラスチック製のパレットや、使い捨てができる紙パレットがあります。
ポスターカラーはパレットの上で乾いても水で溶けるので、プラスチック製で問題ありませんが、色残りが気になる場合は、掃除が不要な紙パレットを使うと作業効率が上がります。
最適な紙(支持体)
コピー用紙のような薄い紙だと、水分で波打ってしまいます。
ケント紙: 表面が滑らかで、ポスターカラーのマットな質感を最大限に引き出せます。
水彩紙(細目): 少し厚みのあるものを選ぶと、重ね塗りをしても紙が傷みにくいです。
初心者が陥りやすい失敗と対策
Q. 塗った後にムラができてしまう
原因: 水の量が多すぎる、または少なすぎることが原因です。
対策: 「とろっとした生クリーム状」の硬さを目安に調整しましょう。筆に絵の具をたっぷり含ませ、一度に引くように塗るのがコツです。
Q. 下の色が浮いてきて汚くなる
原因: 下の層が完全に乾く前に重ね塗りをした、あるいは筆を動かしすぎて下の絵の具を溶かしてしまったことが原因です。
対策: ドライヤーなどでしっかり乾かしてから、上の色を「置く」ように優しく塗り重ねましょう。
まとめ:お気に入りの道具で描く楽しさを!
ポスターカラーは、その鮮やかな発色と修正のしやすさから、大人の趣味としても非常に奥が深い画材です。まずは信頼できるメーカーのセットを一つ手に入れて、白い紙に色を乗せる快感を味わってみてください。
道具選びに正解はありませんが、今回紹介した5選はどれも品質に定評のあるものばかりです。自分の直感に合うものを選んで、素晴らしい創作ライフをスタートさせましょう。
まずは、お近くの画材店や通販サイトで、気になるメーカーのセットをチェックすることから始めてみてはいかがでしょうか。描けば描くほど、ポスターカラーの持つ表現の幅に魅了されるはずです。
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