その免除・猶予、放置はもったいない!国民年金「追納」で将来の年金を増やすコツ


「学生の頃に年金の支払いを待ってもらったけど、そのままにして大丈夫?」「将来もらえる年金が減ってしまうのが不安……」

そんな悩みをお持ちの方、実はとても多いんです。生活が大変だった時期の「免除」や「猶予」は、当時は助かりますが、そのままにしていると将来もらえる年金額が減ってしまうという落とし穴があります。

そこで検討したいのが**「追納(ついのう)」**です。過去に支払わなかった分を後から納めることで、年金額を満額に近づけ、さらに今すぐ「節税」の恩恵も受けられる、非常にメリットの大きい制度です。

損をしないために知っておきたい、追納の仕組みと判断基準をわかりやすく整理しました。


1. 「追納」をすると何が変わる?3つの大きなメリット

追納の最大の魅力は、払った金額以上の「安心」と「お得」が返ってくることです。

① 将来の年金額が「一生分」増える

免除や猶予を受けた期間は、年金額の計算では「全額納付」に比べて少なくなります。

  • 目安:1年分(約20万円)を追納すると、老齢基礎年金が生涯、年額で約2万円アップします。

  • ポイント:65歳から受給して10年(75歳)ほどで元が取れ、それ以降は長生きするほど「プラス」になります。

② 「節税効果」で今すぐ家計が助かる

追納した保険料は、全額が「社会保険料控除」の対象になります。

  • 効果:その年の所得税と住民税が安くなります。例えば2年分(約40万円)追納し、所得税率10%・住民税率10%の人なら、**約8万円も税金が戻ってくる(または安くなる)**計算です。

③ 家族を守る「保障」が強固になる

年金は老後だけでなく、病気やケガで障害を負った時の「障害年金」や、万が一の際の「遺族年金」の役割も持っています。追納して「納付済み期間」を増やすことで、これらの受給要件を確実に満たせるようになります。


2. 知っておかないと怖い!追納の「期限」と「デメリット」

「いつでも払える」わけではありません。タイミングを逃すと後悔するポイントが3つあります。

注意点内容
10年の期限追納できるのは過去10年以内の分だけです。11年以上前になると、二度と払うことができず、年金は減ったまま確定します。
3年目からの加算金猶予・免除から3年度目を過ぎると、当時の保険料に少しだけ**「加算額(利息のようなもの)」**が上乗せされます。
手元の現金が減るまとまった出費になります。無理をして生活費を削るのではなく、余剰資金で行うことが大切です。

3. 【実践】いつ、いくら、どうやって手続きする?

いつやるのがベスト?

一番のおすすめは**「収入が増えたタイミング」**です。年収が高い時期に追納するほど、前述の「節税効果」が大きくなり、実質的な負担を抑えられます。

いくら払う必要がある?

年度によって異なりますが、1ヶ月あたり約1.7万円〜1.9万円程度です。

※ねんきんネットや、お近くの年金事務所で「自分の追納可能額」を正確に教えてもらえます。

手続きの3ステップ

  1. 「国民年金保険料追納申込書」を手に入れる

    (日本年金機構のHPからダウンロード、または年金事務所でもらえます)

  2. 年金事務所へ提出する

    (郵送でもOKです)

  3. 届いた「納付書」で支払う

    (銀行・郵便局・コンビニ等で支払えます。※口座振替やクレカは不可)


4. まとめ:将来の自分への「確実な投資」

「投資信託や新NISAの方が得では?」という議論もありますが、国民年金の追納は**「国が保証する、一生涯続く終身年金」**を増やす手段です。

  • 10年以内の期限を確認し、古い分から優先して追納する。

  • 年末調整や確定申告でしっかり控除を受け、税金を取り戻す。

  • 無理のない範囲で、分割して納めることも検討する。

まずは「ねんきんネット」にログインして、自分がいくら追納できるのかチェックすることから始めてみましょう。



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