不整脈が起こる原因と主な症状を解説!頻脈・徐脈・期外収縮の違いと対策
「最近、胸がドキドキする」「一瞬、脈が飛ぶような感じがする」といった経験はありませんか?心臓の鼓動が乱れる「不整脈」は、多くの人が日常的に経験するものですが、その背景にはさまざまな原因が隠れています。
不整脈には、一時的なもので放置しても問題ないものから、速やかな治療が必要なものまで、いくつかの種類があります。この記事では、不整脈が起こるメカニズムや主な3つのタイプ(頻脈・徐脈・期外収縮)の特徴、そして日常生活で気をつけるべきポイントについて詳しく解説します。
不整脈とは?心臓の「電気信号」の乱れが原因
心臓は、微弱な電気信号によって一定のリズムで収縮し、全身に血液を送り出すポンプの役割を果たしています。この電気信号が正常に伝わらなくなったり、予定外の場所から発生したりすることで、心拍のリズムが乱れる状態が「不整脈」です。
不整脈が起こる主な要因には、以下のようなものがあります。
加齢: 年齢とともに心臓の機能や電気伝導系も変化します。
ストレス・疲労: 自律神経の乱れは心拍数に直結します。
生活習慣: アルコールやカフェインの過剰摂取、喫煙、睡眠不足。
疾患: 高血圧、心筋梗塞、弁膜症などの心臓疾患、または甲状腺機能の異常。
知っておきたい不整脈の3つのタイプ
不整脈は、脈の打ち方によって大きく3つに分類されます。それぞれの特徴と症状を正しく理解しましょう。
1. 頻脈(ひんみゃく):脈が速くなる
安静にしているにもかかわらず、脈拍が1分間に100回以上に増える状態です。
症状: 動悸、息切れ、胸の痛み、めまい。ひどくなると意識を失うこともあります。
背景: 緊張や運動時以外に起こる場合は、心房細動などの不整脈が隠れている可能性があります。
2. 徐脈(じょみゃく):脈が遅くなる
脈拍が1分間に50回以下に減少する状態です。
症状: 強いだるさ、息切れ、ふらつき、失神。
背景: 心臓の「ペースメーカー」の役割を果たす部分の機能低下などが考えられます。血液が十分に脳へ送られず、意識が遠のく危険性があります。
3. 期外収縮(きがいしゅうしゅく):脈が飛ぶ
本来のリズムとは異なるタイミングで、早めに脈が打たれる状態です。最も頻繁に見られる不整脈です。
症状: 脈が一瞬飛ぶ、胸が詰まるような感じ、喉の違和感。
背景: ストレスや疲労、加齢によるものが多く、健康な人にもよく見られます。自覚症状がないケースも少なくありません。
病院へ行くべき「危険なサイン」を見逃さない
多くの不整脈はすぐさま命に関わるものではありませんが、以下のような症状を伴う場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
突然、意識を失うことがある
激しい動悸や胸の痛みが続く
坂道や階段で以前よりも激しく息切れする
ふらつきや強いめまいが頻発する
特に、脳梗塞のリスクを高める「心房細動」など、自覚症状が少なくても治療が必要なケースもあります。定期的な健康診断や、自宅での血圧・脈拍測定を習慣化することが大切です。
日常生活でできる不整脈の予防と対策
心臓への負担を減らし、自律神経を整えることが不整脈の予防に繋がります。
規則正しい生活: 十分な睡眠をとり、過労を避けましょう。
刺激物を控える: カフェインやアルコールの摂りすぎに注意し、禁煙を検討してください。
ストレス管理: リラックスできる時間を作り、適度な運動を心がけましょう。
塩分を控える: 高血圧は心臓に負担をかけるため、塩分控えめの食事を意識しましょう。
まとめ:自分の「いつもの脈」を知ることから
不整脈は身体からの大切なサインです。「少しおかしいな」と感じたら、まずは安静にし、自分の脈がどのようになっているかを確認してみてください。
日頃から自分の正常な脈拍のリズム(安静時で1分間に60〜100回程度)を知っておくことで、異変にいち早く気づくことができます。正しい知識を持ち、必要に応じて専門医のアドバイスを受けながら、大切な心臓の健康を守っていきましょう。